英国インデシットでドライバーが4日間のスト、配達に影響
2015-08-17
英国のインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織ユナイトは、国内電気器具メーカーのインデシットによる抵抗を受けて、2015年1月から1.5%の賃上げという当初の提示を上回る増額を要求している。
ユナイトは次のように述べている。「英国インデシットで200人を超えるドライバーと倉庫係が賃金闘争における4日間のストに備えているため、冷凍冷蔵庫から洗濯機、調理器具に至る数千種類の『白物家電』の配達が大混乱に陥るだろう」
ストは午前6時に始まり、8月21日に24時間、8月27日に48時間、9月1日に24時間にわたって行われる予定。
同時に、労働者は8月19日夜12時から8月21日午前6時までと、8月25日夜12時から8月27日午前6時まで順法闘争を実施する。
会社側の提示は週45時間分の解雇手当を保証し、運転助手向けのロンドン物価調整手当(首都の生活費上昇を補う特別手当)の導入を今年に前倒しするという内容だったが、組合員はこれを拒否した。
ユナイト地域担当役員のマーク・プラムは次のように述べた。「この争議の焦点が、1月の協約応当日時点のインフレ率を下回る1.5%の微々たる提示であることは極めて明白だ」
この賃上げ率はインフレ率が2%だった2014年の提示と等しい。
「組合員は毎年毎年一回限りのボーナスでごまかされることにうんざりしている。ボーナスが実際に支払われることはなく、支払われてもほとんど価値がない。インフレ率以下の賃上げが何年も続いており、組合員は基本給の実質的増加を獲得しようと努力している」とマーク・プラムは言う。