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第41号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年9月)

フォルクスワーゲンとメルセデスベンツでスト勝利――1,550人の雇用を確保

2015-09-03

 

フォルクスワーゲン労働者(上)とメルセデスベンツ労働者(下)

ブラジルのフォルクスワーゲンとメルセデスベンツの労働者が組織したストと国内外の連帯のおかげで、両社は解雇された労働者の復職に同意した。労働者は団結して権利を求めて闘えば、目的を果たすことができる。

  ブラジルの2大自動車会社の労働者は、タウバテで50人、サンベルナルド・ド・カンポで1,500人が解雇されたあとストに入った。この大規模なストに対応して、両社は解雇の取り消しと、すでに離職していた労働者の復職を決定した。

  フォルクスワーゲンのストは8月17日に始まり、ブラジルのみならず世界中で金属労働者の支援と連帯を受けた。同社は8月28日、ついに解雇を取り消して希望退職プログラムを導入し、それに従って労働協約を修正した。また、今後人員削減を希望する場合は解雇に代わる手段を交渉することにも同意した。タウバテ金属労組はCNM-CUTとインダストリオール・グローバルユニオンに加盟している。

 メルセデスベンツのストは8月24日に始まり、やはりブラジル国内外の数十組合とダイムラー世界従業員代表委員会から支援を受けた。8月31日、同社は1,500人の解雇を取り消し、労働側は1年間雇用を保障する雇用保護計画に同意した。同社はそれに従って労働協約を修正した。サンベルナルド金属労組はCNM/CUTとインダストリオールに加盟している。

  フェルナンド・ロペス・インダストリオール書記次長は次のように述べた。

「この闘いと勝利は、多国籍企業に立ち向かうには、国内・国際両レベルで強力な職場組織と連帯ネットワークが必要であることを証明している。それによって会社を交渉の席に着かせ、労働者の権利を尊重させることができる」

 

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