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第42号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年10月)

チュニジアのUGTTがノーベル平和賞を受賞!!

2015-10-09

 
 

 労働組合が一石を投じた! チュニジアの市民社会グループ4団体が、アラブの春に続いて国内で民主主義を促進したことにより、2015年のノーベル平和賞を受賞した。ナショナルセンターのチュニジア労働総同盟(UGTT)は受賞4団体の1つである。

 チュニジアの4組織、UGTT、チュニジア工業・商業・手工業連盟、チュニジア人権連盟およびチュニジア弁護士会は、ノーベル平和賞委員会によると「国家が内戦の瀬戸際にあった2013年に代替的な平和的政治プロセス」を達成し、「その後、全国民に基本的権利を保障した」業績により、2015年のノーベル平和賞を受賞する。

 UGTTに加盟するチュニジア金属一般労連の書記長でインダストリオール執行委員のタハール・ベルベリはこう述べている。「大変感動しており、この受賞を心から誇りに思う。今回の受賞は、これまでの辛く厳しい活動を認めるもので、それを足場に引き続き前進していこうという希望を与えてくれる。すべての支持者、特にインダストリオールのような労働組合に感謝する」

「ノーベル平和賞の受賞で、すべての政治的・社会的勢力が団結し、民主的な憲法を生み出すという崇高な任務に一丸となって取り組むことを願っている」

 インダストリオール・グローバルユニオンのユルキ・ライナ書記長は今回の受賞についてこうコメントしている。「チュニジアの同志が自国のために大きな業績を成し遂げたことを祝福する。この素晴らしいニュースは、労働組合が平和な民主的社会の構築にあたって重要な役割を担っていることを示している」

 インダストリオールは2014年12月、労働組合が重要な役割を果たしているチュニジアの民主的発展への支援を表明して、チュニスで執行委員会を開催した。

 その執行委員会の席上、基調講演者として招待されたウサーン・アッバーシUGTT書記長は、労働者が獲得した成果を守ると約束し、次のように語った。「労働者は民主的なチュニジアを求める闘いに貢献している。インダストリオールがチュニジアに来てくれたことは、労働組合とその活動を支援するという強力なメッセージだ」

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