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第42号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年10月)

インドのマルチ・スズキ工場前で平和デモの暴力的弾圧

2015-10-01

 

マネサール工場の労働者

マネサール工場の労働者

インドのマルチ・スズキ工場で、常用従業員だけを対象とする新しい賃金協約が締結された。協約から除外された臨時労働者はマネサール工場前で抗議したが、この平和デモは暴力的に弾圧される結果となった。

 インド3工場でマルチ・スズキ労使が締結した協約は、臨時労働者(2012年に解雇された労働者)の賃金を対象としていない。

 マネサール工場では3,000人を超える臨時労働者が、以前から常用労働者と対等な賃金を要求しており、工場前で集会を開いて不満を表明した。

 これに対して警察はデモ参加者を暴力的に解散させた。数人の労働者が負傷したり、逮捕されたりした。逮捕された労働者の何人かは、その後保釈されている。

 フェルナンド・ロペス・インダストリオール・グローバルユニオン書記次長は言う。

「このようなひどい暴力は到底容認できない。インダストリオールは、明らかに経営側を支援している警察の残虐行為を非難する。臨時労働者の問題をはじめ、マルチ・スズキのすべての労働問題の平和的解決を求める」

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