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第44号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年11月))

インドネシアでデモ参加者に対する暴力続く

2015-11-11

 11月4日、インドネシア北スマトラ州で30人近い暴漢が、組合の影響力を大幅に弱める新しい最低賃金制度に抗議していた平和的なデモ参加者を手ひどく攻撃した。
 労働者たちは、合法的な権利を行使し、インドネシアのスマトラで新しい最低賃金決定プロセスに平和的に抗議していたときに襲撃された。攻撃の結果、7人の労働運動家が入院を余儀なくされた。
 労働者に対する暴力事件は、ここ数週間で2件目である。10月に3万5,000人がジャカルタの街頭に繰り出し、最低賃金決定プロセスから労働組合を締め出す新しい規則に抗議した際、25人のデモ参加者が逮捕され、大勢が負傷した。
 インダストリオール・グローバルユニオンのユルキ・ライナ書記長は、これはインドネシアの民主的なプロセスにとって後退だとして次のように述べた。
「労働者に対する暴力をすべて即時停止し、言論・集会の自由に対するインドネシア人の権利を尊重しなければならない」「インダストリオール・グローバルユニオンはインドネシア政府に対し、新規則を撤回して最低賃金決定プロセスに労働組合を参加させるよう求める」
 インダストリオール・グローバルユニオンは、インドネシアのナショナルセンターKSPI(FSPMI、Farkes、SPN、KEP、ISI)、KSPSI(CEMWU)、KSBSI(ロメニック、FPE、Garteks)、FSBI、KPKPBI、FBLP、SBSI 92、PGRIの以下の要求を支持している。1)労働者を関与させない最低賃金の決定に関する政府の規則(2015年PP第78号)を拒否する。2)GDP・経済成長率(10%未満)だけに基づく新しい最低賃金制度を拒否する。3)2016年の最低賃金を22%、すなわち50万インドネシア・ルピア(36米ドル)引き上げるよう要求する。

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