フィリピンで出産休暇を100日に延長する法案
2015-11-14
フィリピン下院の女性・男女平等委員会は11月10日、出産休暇を60日から100日に延長する法案を全会一致で承認した。
この法案は出産休暇を60日から100日に延長するもので、雇用状況や既婚か未婚かにかかわらず、官民両部門で働く妊娠女性を対象としている。30日の任意無給休暇がある。 この法案は母性保護の支持者にとって画期的な出来事である。フィリピンはアジアの中でも出産休暇が特に短い。
労働組合は、母性保護に関するILO第183号条約が2000年に採択されてから、特に出産休暇給付の増加に関して同条約の批准を求めて運動してきた。 上下両院によるこの法案は本会議に提出される予定で、第2読会と第3読会でさらに審議したのち採否に付される。上下両院で承認されたら、大統領の承認を得るために提出される。