インダストリオールで女性参画率40%を目指して
2015-12-09
インダストリオール・グローバルユニオンにおける女性参画率40%の実施・達成は、12月8日にプノンペンで開催されたインダストリオール女性委員会の重要な議題だった。
女性委員会は、インダストリオール執行委員会の前日にカンボジアで開かれた。9月にウィーンで開催された女性世界会議で、割り当てを求める決議が満場一致で採択されたところである。
モニカ・ケンペール・インダストリオール書記次長はこう述べた。「この決議は軽々しく採択したものではない。私たち女性委員会のメンバーに委ねられた任務だ。インダストリオールの規約、意思決定機関および組織機構のすべてで、女性代表の参加を確保しなければならない」
ケンペールは、同じくウィーンの世界会議で採択された平等憲章も、今後参照していくべきだと強調した。「執行委員会は、これらの問題にも検討を加え、女性のニーズと女性の保護に責任を負うべきだ。トップダウンとボトムアップの両面から取り組まなければならない」
さまざまな部門・地域を代表するタスクフォースが、インダストリオールの組織機構で女性の代表を促進するために、具体的措置の立案に取り組んでいる。目的は、2016年10月のブラジル・リオ大会で、インダストリオール規約とすべての関連文書に割り当てを導入することである。
重要な点は、女性委員会が全加盟組織に対し、リオの執行委員指名で40%の割り当てを守るよう促したことである。インダストリオール規約の第28条と第29条を改訂する必要があることが再び指摘された。
女性委員会を常設委員会とし、議長を自動的にインダストリオール副会長または同様の指導的地位に就かせることが提案された。
また、加盟組合で女性組合員数を増やすためにインダストリオールの援助も要求された。
その一方で、代表、医療、女性に対する暴力、母性保護といった女性問題を、すべてのインダストリオール活動に盛り込むべきである。
最後に女性委員会は、10月にインダストリオール女性・事務技術職担当部長を退任し、モニカ・ケンペールに道を譲ったキャロル・ブルースの指導力を称賛した。