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第49号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年3月)

インダストリオール、右翼の攻撃に対抗してルーラを支持

2016-03-11

 インダストリオールは右翼の攻撃に対抗してルーラを支持

インダストリオールは右翼の攻撃に対抗してルーラを支持

 インダストリオールは世界中の組合とともに、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ元ブラジル大統領を支持している。

 ルーラは、自らが達成してきた社会的公正面の業績を貶めようとする右翼のキャンペーンにより、マスメディアの不正行為疑惑で名誉を汚され、2016年3月4日(金)に自宅から強制的に連行された。

 これは法律制度を利用しようとする右派の政敵と、ブラジルの進歩を逆戻りさせようとするエリート富裕層に支配されたメディアによるキャンペーンである。

 貧困家庭に生まれたルーラは元金属労働者で、労働者党で頭角を表してブラジル大統領に登り詰めた。労働組合員として一連のストライキを主導、軍事独裁の基礎を揺るがし、続いてブラジルを民主主義の時代に導いた。ルーラは公正と尊厳、社会的一体性を求める庶民の闘いの象徴である。

 ルーラはブラジルの労働者階級に心から愛されている。2011年の大統領退任時、世界で最も人気がある政治家で、支持率は80%に達していた。これはルーラが大多数の国民の生活を目に見える形で劇的に変化させたからである。

 ルーラ政権は3,000万人を貧困から救い出し、児童労働を減らし、女性に権限を与え、最低賃金を引き上げ、失業を減少させ、社会保障(ボルサ・ファミリア)を提供した。しかも、ブラジル経済を成長させ、この新しい富を公平に分配しながら、この業績のすべてを達成したのである。

 ルーラのリーダーシップは世界中の組合を奮い立たせており、特に他の発展途上国では、庶民の生活を改善するために彼が採用した国家投資モデルが、政府に対する組合の要求の基礎となっている。

 ブラジルの反動勢力は民主主義国への移行を受け入れることができず、反ルーラ・キャンペーンを強化している。

 ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は次のように述べた。「ネオリベラル勢力による攻撃には際限がない。保守勢力は至るところで労働者に対する攻撃を強化している。最近の標的はルーラで、彼は現在家族とともに集中的キャンペーンの犠牲になっている」「ルーラはブラジルに極めて大きな社会的・経済的進歩をもたらしたために、象徴的な標的にされていることは明らかだ」「彼は、もう1つのブラジル、もう1つの世界が可能であることを示した。ブラジルならびに世界中の保守勢力は時計の針を逆に回したがっており、ルーラが実現した社会的・民主的進歩に復讐したがっている」「そんなことは絶対に許さない」

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