スト中のベライゾン労働者が勝利
2016-06-01
全米通信労組(CWA)と国際電気工組合(IBEW)は45日間のストを経て、5月29日に通信大手ベライゾン社との暫定合意を発表した。
この4カ年協約は、ストに参加した約4万人の労働者の決意と勇気によって達成された。労働者は6月1日に職場復帰する予定である。
新協約の条件に基づき、ベライゾン社はこれ以上雇用を海外に外部委託せず、国内コールセンターに転送する通話数を増やす。これによって中部大西洋地域の850人、北東部の450人をはじめ、1,300人の新規コールセンター雇用が生まれる。
ベライゾン社は、2カ月ごとの交代制勤務により、専門技術者に拠点地域から700マイル離れた場所で働くよう求める当初の要求も断念した。要求どおりになっていれば、労働者と家族に深刻な影響が及んでいただろう。
この協約によって次のような成果もあった。
- 初年度3%、その後毎年2.5%の賃上げ
- 年金の上限撤廃と協約期間中に3回の1%増額
- 他社に劣らない医療給付の維持
- 強力な雇用保障規定
組合員の承認投票に付される予定の協約の詳細については、CWAとIBEWのプレスリリースを参照。