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第60号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年12月12日)

フォルクスワーゲン、人員削減するも2025年まで雇用を保障

2016-11-25

  vw_2016-11-25 世界最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲン(VW)の経営陣は、VW従業員代表委員会との交渉後、2025年までに3万人の雇用を削減するが、解雇はしないと発表した。

   ドイツのインダストリオール加盟組織IGメタル、VW従業員代表委員会および経営陣が、VWの未来と新技術、効率的生産システムをめぐって数カ月にわたり討議した結果、当事者が「未来のための協定」と呼ぶ取り決めが結ばれた。

   この協定には、早期退職に関する合意と2025年まで解雇しないという約束が盛り込まれている。雇用喪失は大量に上り、うち2万3,000人の雇用がドイツ事業で削減されるが、VWはデジタル化や電気自動車のような成長分野で9,000人の新規雇用を創出したいと考えている。

    ヘルムート・レンゼ・インダストリオール自動車担当部長は言う。「3万人の雇用削減は大量だ。しかし、今から2025年まで労働者が解雇されることはない。今回の交渉結果は、高い組合組織率と適切に機能する社会的対話によって、組合と従業員代表委員会がどれだけの成果を達成できるかを示している」

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