インドのフォルクスワーゲン工場でハンスト
2018-01-12
インド・プネーのフォルクスワーゲン従業員組合の代表11人がハンストに入り、能力給を含む新しい報酬制度を導入するという使用者の計画に抗議している。
現在の賃金交渉は2016年末に始まったが、14カ月後の今も、大きな争点である能力給の導入方法について妥結していない。この制度はインドの自動車産業では一般的ではないが、すでに世界中のほとんどのVW工場で導入されている。
フォルクスワーゲン(VW)は給料の80%を固定給、20%を能力給にしたいと考えており、この制度が実施されれば多くの労働者が大幅な賃金カットに直面する。
ハンストは今日で5日目に突入、急速に犠牲者が増えており、すでに2人が病院に運ばれた。経営側からはまだ何の反応もない。
抗議中の労働者を代表しているフォルクスワーゲン従業員組合は、交渉が無駄に終わったため、労働者は「死に至るまで絶食」する手段に訴えたと述べた。
「私たちはハンストに訴えているが、生産を止めるつもりはないので、組合員は作業を停止していない」とVW従業員組合のマシェ・トゥシャール書記長は言う。
ゲオルク・ロイテルト・インダストリオール自動車担当部長はこう述べている。
「私たちはフォルクスワーゲンに対し、対話を行い、状況が悪化する前に速やかに公正な解決法を見つけるよう要求している」