フィリピンの古河で労働者が承認を獲得
2018-01-12
今年1月9~10日にFurukawa Automotive System Incorporatedで実施された認証選挙の結果、職場における組合の結成が圧倒的多数で支持され、労働者は大きな勝利を収めた。
1,500人近くの労働者が、この自動車部品メーカーの組合代表に賛成票を投じた。同社の労働者数は5,000人で、うち50%超が非正規の派遣労働者である。
古河における組合承認は、フィリピン金属労働者同盟(PMA)傘下組合、JCM傘下組合、グローバル・ユニオン・フェデレーションをはじめとする組織の集団的な支援により、長期にわたる闘争の末に達成された。
認証選挙はフィリピンの労使関係における手続きであり、無記名投票によって、団体交渉のために適切な交渉単位で唯一かつ排他的な交渉代表権者を決定する。
現地経営陣が組合の結成を阻止しようとする中で、古河労働者は勝利するまで毅然と構え、警戒を続けた。さまざまな組合組織の連帯支援とPMAの献身的なオルグによって、労働者たちは圧力をかけ続けた。
ヴァルター・サンチェス・インダストリオール・グローバルユニオン書記長はFurukawa Automotive Systemsに対し、労働者の基本的権利、特に団結権・団体交渉権の尊重を要求した。
書記長はPMA指導部への支援メッセージで次のように述べている。
「私たちは、労働組合と団体交渉の承認を達成するための闘いにおいて、Furukawa Automotive Systems Lima Philippinesの古河従業員厚生労組の同志と協力し合い抵抗する」
Furukawa Automotive Systemsは、メトロマニラ南のリパ市にある経済特区の1つを拠点とする日本企業で、主要自動車ブランド向けに自動車用のワイヤーハーネスやコネクタ、機能部品を製造している。