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第82号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2018年8月31日)

インドの自動車労働者と衣料労働者、組合の力を強化するために行動

2018-08-02

IA南アジア地域事務所は自動車部門と衣料労働者向けにチェンナイでワークショップを開催した
自動車部門では労組間での情報共有を、繊維部門では組織化での課題を共有した

 インダストリオール南アジア地域事務所は、チェンナイで7月28~29日に自動車部門労働者向けに、7月26~27日に衣料労働者向けに続けてワークショップを開き、組合の力の強化に焦点を合わせた。

 自動車部門労働者向けの団体交渉ワークショップでは、チェンナイとベンガルールの自動車クラスターから主要自動車OEM施設の組合代表が積極的に参加し、各社の団体交渉慣行や労働者の福祉給付方針を共有した。

 企業情報にアクセスして理解する方法を共有し、参加者たちは、企業情報を理解する組合の能力の強化は、適切に組合の要求憲章を作成し、交渉力を強化し、組織の成長に貢献するために重要だと強調した。

 このワークショップには、BMW、現代自動車、ボルボ、アショク・レイランド、フォード、ダイムラー、ロイヤルエンフィールド、ボッシュ、ヒンドゥスタン・モーターズなど、自動車工場の労働組合代表が参加した。組合指導者たちは、自動車部門で情報共有と組合間協力を推進する旨決定した。

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 約25人の女性衣料労組指導者が組織化・組合構築ワークショップに参加した。このワークショップには衣料労組指導者が熱心に参加し、工場レベルの組合組織化努力に伴うさまざまな実際の困難に取り組む計画を練り上げた。組織化戦略と組合の力を強化する戦略に焦点を合わせた。

 参加者は労働者の組織化にあたって直面している課題を共有した。参加者の出身地域はさまざまだったが、経験は非常に似通っており、参加者たちは、組織化努力を強化して国際文書(インダストリオールのグローバル枠組み協定含む)を活用することを決定した。

アプールヴァ・カイワール・インダストリオール南アジア地域事務所所長はこう述べた。

「自動車部門労働者と衣料労働者を対象とするこの一連のワークショップには、傘下組合の指導者が熱心に参加してくれた。今回のワークショップで、より強力な組合を構築する能力が強化されたと思う。情報共有と組合間協力の強化、国際文書の一層の活用は、組合の力の強化に貢献し、労働者の権利を擁護すると私たちは確信している」

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