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第89号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2019年3月31日)

インドで船舶解撤労働者向けの拡大訓練センターがオープン

2019-03-25

インダストリオール加盟組織のアラン・ソシヤ船舶再利用一般労組(ASSRGWA)は、訓練センターの第2段階を開始し、インダストリオールとオランダの組合FNVの支援を受けて2019年3月13~16日にトレーナー訓練プログラムを実施した。

この訓練センターは、この種の施設としては南アジア地域で唯一のもので、船舶の安全かつ持続可能な再生利用について船舶解撤労働者を教育・訓練している。施設の追加によって拡張され、2019年3月13日にオープンした。

ナショナルセンターであるインド労働者連盟のハーブハジャン・シン・シドゥ書記長は開所式で次のように述べた。
「ASSRGWAは大きく貢献し、船舶解撤労働者の生活改善に取り組んだ。船舶解撤労働者はほぼ例外なく移民労働者や不安定労働者で、世界で最も弱い立場に置かれていると言っていい」

松崎寛インダストリオール造船・船舶解撤部門担当部長が次のように述べた。
「この訓練センターは、南アジア地域で船舶解撤労働者の環境改善を支援するうえで、造船・海運・船舶解撤部門における組合連帯の大きな成果だ。ASSRGWAの取り組みは地域全体の組合に刺激を与え、自国でも同様のインフラを構築して労働者の権利を促進しようという気にさせてくれる」

V・V・ラネーASSRGWA書記長が述べた。
「船舶再生利用業者、政府代表、グジャラート海事委員会をはじめとする関係者全員に、大いに必要な協力を寄せてくれたことを感謝する。何より、インダストリオールとFNVからの一貫性した連帯支援はASSRGWAの取り組みを強化するうえで極めて重要な役割を果たした」

開所式には350人以上の船舶解撤労働者が参加、S・K・シェタイASSRGWA会長が司会を務め、アプールヴァ・カイワール・インダストリオール南アジア地域事務所所長と使用者代表、政府当局者も出席した。

続いて、FNVのヨープ・バン・オードとマーティン・バン・デ・ブーフトがトレーナー訓練プログラムを主導し、さまざまな船舶再生利用企業によって指名された24人の参加者が受講した。この船舶の安全かつ持続可能な再生利用のためのプログラムでは、コミュニケーション、監視、色分け、アスベストの安全な取り扱い、個人用保護具の適切な使用、騒音公害からの保護、事故の原因と結果の理解・防止、ワイヤーロープや工具、シャックルの安全な使用など、さまざまな側面を取り上げた。

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