インダストリオール、組織化と権利、政治的影響力を重視
2012-12-14
執行委員会で2013年活動プログラムを採択
インダストリオールは、2012年12月12~13日にジュネーブで執行委員会を開き、組織化、労働組合権および政治的影響力に焦点を合わせた2013年活動プログラムを採択した。
ユルキ・ライナ・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は2013年の計画について、「グローバルな組織化プロジェクトを開始し、世界各地で一致協力しながら、特に敵対的な状況下で活動している組合の専門知識をもとに前進していく」と述べた。
執行委員会で承認された2013年の活動プログラムには、継続中のストップ不安定労働キャンペーン、ジンバブエ、メキシコ、コロンビアなど労働組合権が侵害されているあらゆる場所で権利を求める闘い、リオ・ティントの企業権力に対抗するキャンペーンが含まれる。
グローバル枠組み協約と労働組合ネットワークに関するインダストリオール世界会議による一連の勧告草案についても討議し、どのように協約を締結するか、どうすれば特に反組合的な場所でより効果的に協約を利用できるかをめぐって、さらに議論することで合意した。
2013 年の部門別活動では、引き続き多国籍企業における労働組合ネットワークの構築に焦点を絞り、職場委員と組合役員が企業の垣根を越えてサプライチェーン全体 で団結して労働条件改善に取り組むようにすることを目指す。各部門の詳細な計画と、他のグローバル・ユニオン・フェデレーションとともに戦略的サプライ チェーンを通して実施する活動が発表された。
組合構築プロジェクトでは、組織化、不安定労働への取り組み、全国組合機構の強化、社会的対話 とネットワーク構築の促進を最優先する。女性労働者、若年労働者、不安定労働者および事務技術職労働者がプロジェクト活動のターゲット・グループで、 2013年に中央レベルで調整してインダストリオール・アクション・プランとの一貫性を確保する。
執行委員はインダストリオールの活動を支援するために、インダストリオール・ウェブサイトを通して行動を起こすとともに、ニュースや行動要請を定期購読し、所属組合の伝達経路でインダストリオールの活動を促進することも求められた。