フォルクスワーゲン、全世界で不安定労働を制限!
2012-12-06
フォルクスワーゲン・グループ役員会と欧州グループ従業員代表委員会、フォルクスワーゲン世界従業員代表委員会、インダストリオールは2012年11月30日、同社グループの工場で臨時労働を制限する協約を締結した。
この画期的な協約「フォルクスワーゲン・グループ臨時労働憲章」は、世界中のフォルクスワーゲン・グループ全体における臨時労働の利用に関する原則を定めている。この協約は特に、臨時労働者の適切な雇用・賃金条件を確保するのに役立つ。
ミュンヘンで開かれたフォルクスワーゲン世界従業員代表委員会にはほぼ200人の参加者と来賓が出席し、会長のマーティン・ウィンターコーン教授・博士、最高人事責任者のホルスト・ニューマン博士、フォルクスワーゲン世界従業員代表委員会のバーンド・オスターロー委員長、ベルトホルト・フーバー・インダストリオール・グローバルユニオン会長が憲章に署名した。
憲章の中で、労使代表は特に以下の条件について合意した。
●フォルクスワーゲンでは、柔軟性の確保に必要な手段として控え目に臨時労働を利用し、臨時労働者の割合が5%を超えてはならない。
●同一賃金・均等待遇の原則を導入し、臨時労働者の賃金は常用労働者と同様の経験・資格に基づいて引き上げるべきである。
●臨時労働者に訓練を提供する。
●臨時労働は、職業訓練・研修プログラムと外部からの直接採用に加えて、フォルクスワーゲンの正社員になる第3のルートになる。
●フォルクスワーゲンでは、経済的変動とのバランスを取り、臨時的に労働者が必要な特定の職務に対応するためにのみ、臨時労働を利用する。
この協約はフォルクスワーゲン・グループの全工場と世界従業員代表委員会のメンバーに適用される。
詳しくは下記サイトを参照:
http://www.volkswagenag.com/content/vwcorp/info_center/de/news/2012/11/charta.html
憲章原文は入手可能になり次第、このインダストリオール・グローバルユニオン・ウェブサイトで公表する。