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第101号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2020年3月31日)

マレーシアで組合ピケにより行き詰まりを打破

2020-03-17

電子産業従業員組合北部地域(EIEUNR)の1日ピケを受けて、インフィニオン・テクノロジーズ(クリム)は、交渉の席に戻って労働協約交渉を続けることを余儀なくされた。使用者は2月25日に交渉の行き詰まりを宣言していた。

350人の労働者が会社の門の外に集まり、交渉の行き詰まりと経営側の賃上げ見送り案に抗議した。EIEUNRによると、同社は2016年から2018年までに4億7,900万マレーシア・リンギット(1億1,100万米ドル)の純利益を得ているため、この案は不当である。

「私たちは、勤続年数に基づく3〜10%の賃金調整、無制限の医療手当、1,200マレーシア・リンギット(280米ドル)の出産補助金、200マレーシア・リンギット(46米ドル)のシフト手当を提案している。会社の健全な財務状況を考えれば、これらは妥当な要求だ。当組合はボーナスをはじめとする給付の削減に反対している」とフィルダウス・サードEIEUNR副会長は言う。

労働者は毎日、ガスや化学薬品の配管が張り巡らされた廊下や階段を歩かざるを得ない。経営側はこの問題に取り組むと約束しているが、今のところ何も対策が講じられていない

インフィニオン・テクノロジーズが組合幹部を会合に招き、3月30日に交渉を再開することに同意したあと、ピケは終了した。経営側は、4月末までに新しい労働協約を締結し、2020年1月1日以降の未払賃金を全額支給するという約束を再確認した。

アニー・アドビエント・インダストリオール・グローバルユニオン地域事務所所長は同社に対し、社会的対話を尊重して誠実に組合との交渉を再開するよう強く求めている。

利益分配制は団体交渉の基本原則だ。マレーシアのエレクトロニクス企業は全般として好調なのだから、インフィニオン・テクノロジーズはEIEUNRの要求を真剣に検討しなければならない」とアニー・アドビエントは言う。

 

 

 

 

 

 

 

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