最前線の女性労働者
2020-05-21
グローバル・ユニオンは、一連のウェビナーで男女平等の新たな日常に向けて協力し、COVID-19パンデミックとその終息後における女性労働者に焦点を当てている。最初のウェビナーは5月19日に開催され、最前線で働く女性労働者をめぐり議論した。
このウェビナーは今後数週間のうちに開催される全3回シリーズの第1弾だった。
視聴可能なウェビナー(英語のみ):
「どう見ても、COVID-19は女性労働者や脆弱性・不平等・抑圧によってすでに取り残されている労働者に、顕著に大きな影響を与えている。女性の大多数が働いているインフォーマル経済の労働者は特に大きな打撃を受けており、一夜にして生計を失い、頼るべき社会的保護もなく、医療・介護サービスをさらに利用しにくくなっている」とチディ・キングITUC平等部長は述べた。
「COVID-19パンデミックは衣料産業のサプライチェーンに大きな影響を与えている。この危機は新たな始まりとなるだろう。新たな日常を求めて連帯して闘うべきだ。この危機へのすべての政策対応にジェンダーの側面を盛り込まなければならない」とトルコの組合Öz İplik İşのフルヤ・ピナル・ウズカン女性委員会議長は述べた。
衣料産業は全世界で女性の80%を雇用している。
「衣料部門では、労働組合主導の部門別アプローチが必要だ。繊維・衣料の新たな日常は部門別協定を推進することだろう。インダストリオールはグローバル・レベルで、ブランドと使用者、政府が労働組合と協力し、この前例のない時期に[……]労働者を支援する方法を見つけるよう要求している。ここで危機にさらされているのは、この産業の存続性だ」とクリスティーナ・ハジャゴス・インダストリオール繊維担当部長は語った。
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