日立ABBパワーグリッド労働者、工場の将来のためにスト
2020-12-04
<JCM記事要約>
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ドイツのフルダ工場を閉鎖するというABBパワーグリッドの一方的な決定を受けて、350人の労働者が12月3日にストに入った。
スイスの日立ABBパワーグリッド経営陣は、3年前に締結され、今年初めに更新された現存協約に従わず、従業員代表委員会およびドイツの組合IGメタルと工場の将来について対話することもなく、他の現場への生産移転を一方的に決定した。
IGメタルは、スイスの経営陣に対する圧力を強めるために、12月3日にストライキを要求した。
フルダ工場の労働者100人以上がチューリッヒ・エリコンまで行き、日立ABB本社前で集会を開いて決定に抗議した。労働者たちは、集会に加わって連帯を表明したスイスの組合UNIA、それにインダストリオール・グローバルユニオンとインダストリオール・ヨーロッパからも支援を受けた。
最初のストは11月19日に実施され、この時も350人の労働者が参加した。
インダストリオール・グローバルユニオンのマティアス・ハートウィッチがチューリッヒで労働者を前に演説し、ヴァルター・サンチェス・インダストリオール書記長の連帯メッセージを伝えた。
「経営陣は現行協約を無視しただけでなく、うまく機能している現場を故意に破壊している。これは容認できない。チューリッヒでもフルダでも適切な討議・交渉を行わずに、このような決定を下してはならないことを経営陣に思い出させよう」」
「インダストリオールは皆様と固く連帯し、経営陣が交渉の席に戻って従業員代表委員会およびIGメタルと真の対話を行い、持続可能な解決策を見つけるよう要求する」