パキスタン組合、繊維労働者のための正義を要求
2013-02-01
パキスタン組合は、労働者259名が死亡したカラチの衣料工場を経営する兄弟に対する殺人罪を取り下げるようラージャ・パルヴェーズ・アシュラフ首相が要求したという知らせに激怒し、2013年1月30日、抗議行動を行った。
インダストリオール加盟組合のパキスタン全国労働組合連盟(NTUF)は、他の権利団体と共に、2012年9月12日の大規模な火災で約300名の労働者が死亡したカラチの衣料工場Aliエンタープライズの経営者に対し提訴した(同事故に関する詳細記事:http://www.industriall-union.org/horror-in-pakistan-after-300-workers-die)。本件は死亡事件のため、国は法的手段を開始し、NTUFを含む団体は提訴し、シンド高等裁判所にてこれらの審問が行われてきた。
アシュラフ首相は12月29日、カラチの企業役員に向けた話の中で、火災事故にふれ、裁判に向けて9月以来拘留されている経営者アーシャド・バイラ、シャヒード・バイラ兄弟への殺人罪の告訴を取り下げるべきと述べた。首相のコメントから2週間後、警察高官は裁判所に告訴の取り下げを申請した。
どのような罪が課されるかはシンド高等裁判所で決定される。提訴があり関係者がいる限り、裁判所は裁定前にすべての原告からこの件を聴取しなければならない。裁判所が圧力を受けて容疑の修正を裁定すれば、NTUFやその他労働権利団体が期待する通り、原告は再度シンド高等裁判所へ控訴に挑む道が開ける。