ベラルーシ政府当局、独立組合に対する攻撃を強化
2021-09-21
【JCM記事要約】
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2021年9月21日:ここ数日、インダストリオール加盟組織のベラルーシ独立労働組合(BITU)に対する圧力が大幅に強まっている。組合指導者と活動家が罰金を科され、逮捕され、家宅捜索を受けている。
ナバポラツクで今日、BITUナフタン支部長のボルハ・ブリツィカバが家宅捜索を受け、コンピューターを押収された。彼女は拘束されたが、その後釈放された。
さらに2人の労働組合員、アンドレイ・ベレゾフスキーとローマン・シュコディンが、それぞれ7日間、15日間にわたって逮捕された。
現在、ナバポラツクのBITU支部が捜索されている。
ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は言う。
「ベラルーシの独立組合と基本的権利に対するこの度重なる攻撃は容認できない。組合活動をめぐって不当に拘束され、基本的権利を守るために闘っている、すべての組合指導者と活動家の即時釈放を要求する」
先週、数人のBITU支部幹部と組合員が逮捕され、グロドノ・アゾト副支部長のバリアンツィン・ツェラネビッチ、組合員のアンドレイ・パヘリラ、ウラジミール・ズラウカがまだ拘留されている。
ジロビンでは先週金曜日、BITUベラルーシ冶金工場(BMZ)支部書記長・財政部長のアリアクサンドル・ハシュニカウが行方不明になった。家族は今日になってようやく、彼が逮捕されたと知った。
マクシム・パズニアコウBITU会長は9月17日に拘束されたが、その後、グローバル・ユニオンがいち早く強い非難を表明したあとに釈放された。しかし、パズニアコウは9月20日、ベラルーシの音楽グループを取り上げた昨年のソーシャルメディア投稿が、その後当局に過激主義とみなされ、350米ドルの罰金を科された。
パズニアコウの拘留は、第3回インダストリオール大会での彼の演説と関係があった。彼は大会で、ベラルーシにおける人権と労働者・労働組合の権利をめぐる状況の悪化、独立組合に対する継続的な攻撃、大規模な弾圧について語っている。
BITUとインダストリオールは、2020年8月にBMZで警告ストを試みたために懲役3年を言い渡されたイハル・ポバラウが、期間を限定せずに独房に監禁されており、心身の健康を著しく損なわれている恐れがあることを懸念している。
インダストリオールとITUCは9月17日の共同書簡でILOに対し、ベラルーシ当局に緊急に介入し、イハル・ポバラウとマキシム・パズニアコウの即時釈放を要求するよう求めた。