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第141号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2022年2月4日)

持続可能な変化の達成

2021-12-18

【JCM記事要約】

  • インダストリオール世界大会後初となる女性委員会が2日間にわたり開催され、向こう4年間を任期とした新任共同議長が選出された他、ジェンダー賃金格差等、今後4年間の優先課題をめぐり議論が行われた。
  • 女性委員会では、女性の参画向上及び女性の権利とジェンダー平等を促進することを目的とした活動の枠組みが採択された。さらに、世界大会で採択された決議を実施するためのロードマップも採択され、執行委員会に提出され承認を得ることとなった。

 

2021年12月18日:インダストリオール女性委員会は9月の大会後の初会合で、今後4年間の優先課題をめぐり議論した。インダストリオール関連部門におけるジェンダー賃金格差の解消と女性の仕事の未来が、議題に盛り込まれた。
                                                      

2人の新任共同議長が、向こう4年間を任期として選出された。イラク電力部門従業員一般労組(GTUESE)のハシュメヤ・ムフセン・アルサーダウィ副会長と、ボスニア・ヘルツェゴビナ化学・非金属独立労組のイルバナ・スマイロビッチ会長である。

参加者は2日間で、4年の大会期間の優先課題を検討した。ジェンダー賃金格差の解消と女性にとっての仕事の未来の姿だけでなく、ジェンダーに基づく暴力、組合への女性参画・参加も依然、持続可能な変化を達成するためのリストの上位に掲載されている

インダストリオールの部門活動にジェンダー平等を統合する取り組みは、2018年のケープタウン会合以降、優先課題となっている。同会合による勧告は執行委員会に支持され、大会は、会合への女性の参加を増やし、組合への女性参画を拡大・強化するために、さらなる決定を下した。

そして、この活動は、グローバル枠組み協定への平等関連規定の導入や、リーダーシップ、組織化・団体交渉、人権デュー・ディリジェンスならびに仕事の世界におけるジェンダーに基づく暴力とハラスメントに関する訓練の実施などを通して続く。

女性委員会は活動の枠組みを採択した。女性委員会の目的は、インダストリオール・グローバルユニオンとその加盟組織が、執行委員会とともに、幅広いインダストリオールのアクション・プランに沿って、下記を目的に方針や行動を立案・実施するよう確保することである。

  • インダストリオール関連産業と労働組合で女性の権利とジェンダー平等を促進
  • 労働組合機構とインダストリオールの全レベルで女性参加・参画を拡大するための継続的努力を通して、包括的な労働組合を開発

また女性委員会は、第3回インダストリオール世界大会で採択された決議を実施するためのロードマップについても採択した。この決議は、インダストリオール、加盟組織および仕事の世界における不平等、性差別、女性蔑視およびジェンダーに基づく暴力の根絶を要求している。ロードマップは、次に執行委員会に提出され、承認を得ることになる。

クリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は次のように言及した。

「女性委員会が将来の課題に取り組む態勢を十分に整えるには、仕事の未来とインダストリー4.0、傘下組合にとってのその意味に焦点を当てる必要がある。女性はもっと突っ込んで考え、女性が取り残されないようにしなければならない。」

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