トルコの金属労働者、統一闘争に勝利
2022-01-12
【JCM記事要約】
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2022年1月12日:金属部門のインダストリオール加盟組織3団体、トルコ・メタル、ビルレシク・メタル・イスおよびウズチェリク・イスは、数カ月に及ぶ動員と行動、キャンペーンを経て、部門全体の労働協約について使用者団体MESSと合意に達した。
一連の統一行動によって決意と団結を示した結果、3組合はMESSから、2022年1月11日夜の会談への招待状を受け取った。長時間に及んだ交渉は1月12日未明に明るい雰囲気で終わり、2年協定が締結された。
MESSは最終交渉の前に譲歩の要求を撤回した。3組合の共同記者声明によると、労働者はMESS傘下企業で平均65.67%の増額を勝ち取った。
これにより、協定の最初の6カ月間に27.44%、第2半期に30%の賃上げとなった。第2半期にインフレが高進した場合、差額は使用者側が負担するため、組合員は実質増額分を受け取る。3期目と4期目の賃金は、インフレ率を反映するように調整される。
労働者は協定1年目に社会的給付も35%増え、2年目の増額はインフレ率に基づく。
トルコは現在、経済危機下にあり、天井知らずのインフレーションと通貨価値の下落に見舞われているため、インフレと連動した増額は労働者の購買力を維持するために不可欠である。
「この重要な結果を達成した加盟組織3団体の決意を祝福する」とケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は述べた。
「金属労働者は、トルコの現在の経済状況下で、労働者がどのように自分たちの権利のために闘うことができるか、闘うべきかについて、素晴らしい実例を示してくれた。ブラボー!」
「闘いは続く!」