メキシコのGM工場で独立組合が画期的勝利
2022-02-03
【JCM記事要約】
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2022年2月3日:メキシコ・シラオのゼネラル・モーターズ工場で労働者6232人の90%が、新しい組合代表を選出するために投票。76%の圧倒的多数でSINTTIAが勝利を収めた。同労組は労働改革後、メキシコで民主的組合を先導している。
昨年8月、労働者たちは、メキシコ労働組合連盟(CTM)傘下の旧ミゲル・トルヒーヨ・ロペス組合が締結した労働協約を拒絶、「同労組はGM側に立っており、労働者の利益よりも会社の利益を優先している」と非難した。この協約の拒絶を受けて、新組合を選ぶための選挙が行われた。
2月3日の開票後、Sindicato Independente Nacional de Trabajadoresy Trabajadoras de la Industria Automotriz(SINTTIA)が圧倒的多数を勝ち取り、労働者の76%が独立組合による代表を選んだ。
これはとてつもなく重要な勝利であり、2019年にメキシコ政府が実施した労働改革は、労働者に自由で公正な選挙で投票する本当の機会を提供しているため、実際に労働者にプラスの効果をもたらし得ることを証明している、とアトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。
「私たちはSINTTIAを祝福する。今回の大勝利は、メキシコの自動車労働者が、妥協のない透明な真の独立労働組合による代表を望んでいることを示している。今後さらに選挙が行われ、この勝利は民主的機構を強化する」
「今度はゼネラル・モーターズに対し、SINTTIAと公正で透明な団体交渉プロセスに入るよう求める」