ベラルーシ、独立労働組合に対する引き締めを強化
2022-04-29
【JCM記事要約】
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2022年4月29日:ベラルーシ当局は独立労働組合対策を拡大しており、これまでに20人を超える組合指導者が拘束された。
昨日の報告によると、アレキサンダー・ヤロシュク・ベラルーシ民主労働組合会議(BKDP)議長、セルゲイ・アンツセビッチBKDP副議長、アイリーナ・ブト=グサイムBKDP経理担当、ニコライ・シャラーク・ベラルーシ自由労組会長が、社会秩序を甚だしく侵害する行動の組織・準備や、そのような行動への積極的参加を理由に拘留されている。刑法第342条により、最高4年の実刑が科せられる。
66歳のアレクサンデル・エフドキムチク自由金属労組副会長は、まだ獄中にいる。同副会長は4月19日に拘束され、現在KGB公判前拘置所に拘留されている。エフドキムチクも刑法第342条に基づいて拘留中であり、自ら選んだ弁護士との接見を許可されていないが、国選弁護士はついている。
4月27日、ナフタンのボルハ・ブリツィカバ組合会長が5回目の収監15日を宣告された。彼女はもう2カ月以上獄中にいる。
当局が引き締めを強化しているため、ここ数日間、さらに2つの独立組合が犠牲になっている。JSC「Mozyr OF」は公式労働組合登録簿から削除され、実質的に解体された。ベラルーシのグロドノ地域の検察当局は声明の中で、JSC「グロドノ・アゾト」の第1次組織を過激派組織に指定し、活動を禁止して清算を命じた。
国際連帯が必要
できる限り圧力を強める必要がある。
そこで、ベラルーシの独立組合を支持して行動を起こすようお願いする。
- 貴国にベラルーシの外交代表がいる場合は、大使館と貴国政府に手紙を書き、逮捕された労働組合員全員の釈放を要求するとともに、ベラルーシの民主的労働組合運動への明白な支持を表明し、組合活動家への攻撃をやめさせるために外交ルートを通して可能な限り圧力をかける。
- 貴組合のウェブサイトやソーシャルメディアで声明を発表し、弾圧を非難する。インダストリオールとITUC(国際労働組合総連合)の声明例文
- レイバースタートのキャンペーンに署名して共有する。
写真:66歳のアレクサンデル・エフドキムチク自由金属労組副会長は今も収監中