ミャンマーのヤンゴンで軍の車両が労働組合員に激突、3人を拘束
2022-04-21
【JCM記事要約】
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2022年4月21日:4月20日にサウスオッカラパ郡区で平和デモが行われたあと、軍の車両が労働組合員を乗せたタクシーに激突した。目撃者によると、3人が兵士6人に暴行され、連れ去られた。
ミャンマー労働組合総連合(CTUM)は、CTUMコミュニケーション責任者のカイン・ティンザー・エイと、インダストリオール・グローバルユニオンに加盟しているミャンマー製造労働者連盟(IWFM)の組合員イー・ピュー・ピュー・ミンが、拘留者の中に含まれていることを確認した。
このデモは上部機関であるミャンマー労働同盟、CTUMおよびIWFMが組織した。同盟は民主的社会の回復と軍政の終結を要求している。
マウン・マウンCTUM会長はプレス声明を出し、女性組合活動家に対する非人間的・暴力的攻撃を非難した。会長は、カイン・ティンザー・エイとイー・ピュー・ピュー・ミン、もう1人の氏名不詳の抗議者の即時釈放を要求した。
カイン・ザーCTUM財政部長・IWFM会長は次のように言及した。
「市民と労働組合員に対する暴力の拡大は、軍事政権がミャンマーを戦場にしつつあることを示している。ミャンマーの衣料産業の経済的支柱である若い女性も含めて、誰も狂暴な弾圧を免れない」
「事業をしている横で毎日大虐殺が発生する中で、企業はどうやって営業を続けることができるだろうか」
4カ月前、軍のトラックがヤンゴンでデモ参加者のグループに衝突した。1人が重傷を負い、2人が負傷した。兵士らは11人を逮捕した。
アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は次のように述べた。
「インダストリオールは不合理な弾圧を非難し、労働組合活動家2人を含む3人の若い女性の即時釈放を要求する。そのような異常な状況下では企業が営業を続行できないことを繰り返し主張する」
「国際社会はミャンマー労働同盟の要求に留意し、民政を回復させて人命を救うために、今すぐ包括的経済制裁を科さなければならない」
政治犯支援協会によると、2022年4月20日現在、1779人が殺害され、1万271人が軍事政権によって独断的に拘束されている。
数十人の労働組合員が殺害され、市民的不服従運動に参加した何万もの労働者が解雇されたり、ブラックリストに載せられたりしている。
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