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マレーシアでインダストリオール加盟組織向け労働フォーラムを開催

2013-02-28

 インダストリオール・マレーシア協議会の結成を決定

 マレーシアのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織は2013年2月25~26の両日、ペタリンジャヤで労

マレーシア労働フォーラム(ペタリンジャヤ)

働フォーラムを開催し、共通の問題について話し合い、共同活動方針を確認した。

 労働フォーラム初日は、インダストリオール加盟組織と潜在的加盟組織向けの公開会議を行い、加盟組織7団体を含む14団体を代表する組合指導者28人が参加した。この会合は、さまざまな労働組合がマレーシア労働運動の直面する最新問題を議論する格好の機会となった。現行労働法は既存労働組合の弱体化・壊滅を狙っているという点で、参加者の意見が一致した。同様に、政府は組織ぐるみで組合結成を妨害、使用者による組合資格への異議申し立てを認め、労働者が組合承認に必要な50%の職場代表要件を満たせないようにしている。統計によると、労働者総数300万人のうち組織労働者は8万人で、この数字は10年以上停滞している。この会合で組合が組織化以外に確認した優先課題は、低賃金問題と不安定雇用問題であった。

 2日目はインダストリオール・グローバルユニオン加盟組合だけが出席し、インダストリオール・マレーシア協議会の結成を決定した。参加組合はラジャセカラン(MIEU)、ゴパール(NUTEIW)両氏をグループのコーディネーターに任命、4月に加盟組織の初会合を開いて組織機構案について正式に議論する予定だ。今後の戦略として、必要に基づいて全加盟組織と協議しながら教育プログラムを決定することに合意した。

 加盟組織は、政府・使用者に世界中で労働者の権利を尊重させるために地球的規模で圧力を加えるにあたり、インダストリオールが大いに効果を発揮することを認識している。加盟組織は、結社の自由の尊重を求めて政府・使用者への国際的圧力を強めるうえでもインダストリオールの援助を求める旨決定した。加盟組織は、「インダストリオール・マレーシア協議会で、現在広く見られる反労働組合的な環境に対抗するために一致協力すれば、労働者の権利を保護できる」という大きな希望を表明した。それしか道はない!

 

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