アップル労働者が米国の組合に加入
2022-06-21
【JCM記事要約】
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2022年6月21日:米国メリーランド州のアップル店舗の1つで、100人を超える従業員が、インダストリオール加盟組織である全米機械工・航空宇宙労組(IAM)への加入を圧倒的多数で票決した。
アップル従業員はIAMの助けを借りて、組織小売従業員連合(CORE)を結成した。このメリーランド州タウソンの店舗は、全米初の組織化されたアップルストアになる。
「誤解のないように言うと、組合結成の決定の狙いは、私たち労働者が現在持っていない権利を享受することです」とタウソンのオルグたちはアップルCEOのティム・コック宛の書簡に書いた。
労働者はアップルに対し、同社のサプライヤー行動規範のセクション「結社の自由と団体交渉」に定める中立性要件に従い、知る権利と団体交渉権を享受できるようにすることを求めている。
ロバート・マルティネスIAM会長は言う。
「この歴史的な勝利を達成するために、タウソンのアップルストアでCORE組合員が示した勇気を称賛する。彼らは、この選挙を注視した全米のアップル従業員数千人のために多大な犠牲を払った。この勝利は、全国のアップルストアとさまざまな産業で組合への需要が高まっていることを示している」
クリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は言う。
「この重要な勝利を心から祝福する。今回の勝利は、適正な労働条件と、この大手技術系企業の富を生み出している労働者に対する敬意を達成するうえで重要な一歩だ。米国の他のアップルストアの労働者にも、この道を進んでほしい」