ウクライナに関する最新情報
2022-07-28
【JCM記事要約】
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2022年7月28日:ロシアのウクライナ侵攻からほぼ5カ月、状況は悪化し続けている。インダストリオール加盟組織の指導者によると、組合員が失業しているため、活動の余地が縮小している。
国内の鉱山の多くは、ドンバス地域とルハーンシク地域にある。ドンバスとルハーンシクは現在ロシアに占領されており、この地域では、国有企業のLysychanskvugillyaとPervomaiskvugilliaが経営する鉱山の一部が、洪水により閉鎖に追い込まれた。組合の報告によると、鉱山労働者は戦争から逃れるしかなく、地下水を汲み上げる労働者がいなかったため、坑道が水浸しになったという。
チェルノブイリ原子力発電所は2カ月にわたって占領されたのち、現在は解放されているが、悲惨な結果がもたらされ、ベラルーシ領からさらに攻撃が加えられる懸念が依然ある。
ザポリージャ原子力発電所の状況は日ごとに悪化している。インダストリオール加盟組織Atomprofspilkaによると、ロシアは、この発電所を9月1日からロシアの原子力企業ロスアトムに編入したがっている。その目的は、ウクライナ人スタッフの一部をロシア人労働者と入れ替えることである。
インダストリオールと加盟組織は、ウクライナの組合を援助し続けている。これまで以上に連帯支援が必要とされている。
これまでのところ、インダストリオールを通して調達された資金は、財政援助や国内難民となった組合員の避難所のために使われている。