ミャンマーの労働組合員に対する暴力的な攻撃
2022-09-15
【JCM記事要約】
|
2022年9月15日:インダストリオール加盟組織ミャンマー製造労働者連盟(IWFM)の2人を含む5人の労働組合員が9月13日、ヤンゴンで軍の治安部隊に激しく攻撃され、逮捕された。
労働組合員たちは、国際連合にミャンマー国家統一政府(NUG)と国連大使チョー・モー・トゥンの承認を求める、平和的な抗議行動に向かう途中に逮捕された。
私服の治安部隊グループが現れ、棒で抗議者を叩いたり、何発か発砲したりした。
何人かの学生と青年活動家を含む29人の抗議者が逮捕された。29人の中には、IWFMのDaw Zuu Zuu Ra KhaingとDaw Yamin Kay Thwe Khaig、ミャンマー建築・林業労連(BWFM)のU Nay Min TunとU Than Aung、ミャンマー労働組合総連合(CTUM)の運転手U Than Zawが含まれていた。
マウン・マウンCTUM会長はプレス声明を出し、非人間的で非道な攻撃を非難するとともに、非暴力的な民主主義闘争に献身している革命的な同僚に尊敬の念を表した。
「正当性のない軍事政権が抗議者全員を即刻釈放するよう要求する。国際社会は速やかに行動を起こさなければならない。そうしないと、抗議者が軍に尋問・拷問される。ミャンマーの労働者の民主主義闘争を支援してほしい。平和的な抗議は犯罪ではない」とカイン・ザーIWFM会長は言う。
ミャンマーのインダストリオール組合員に対する暴力的な攻撃は、今回が初めてではない。軍事政権は2021年3月、ミャンマー鉱業労働者連盟(MWFM)組合員のチャン・ミー・チョーを殺害した。
5カ月前には、軍の車両が労働組合員を乗せたタクシーに激突した。CTUMスタッフのカイン・ティンザー・エイとIWFM組合員のイー・ピュー・ピュー・ミンは今も拘束されている。
「ミャンマーの軍事政権は、国民と労働者の弾圧をやめなければならない。私たちは、第77回国連総会でのNUG承認を求める抗議者たちの要求を全面的に支持する」とアトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。
第77回国連総会は9月13-26日に開かれる。インダストリオールは他のグローバル・ユニオンとともに、資格審査委員会と総会に対し、NUGを合法政府として承認するよう促している。
インダストリオールは、ミャンマーの軍事政権に対する包括的経済制裁と企業によるミャンマーからの投資引き揚げを求めてキャンペーンを続けている。