広報ニュース

第184号インダストリオール・ウェブサイトニュース

インドの労働者が2月5日に大規模な抗議行動を実施

2025-01-30


インドの中央労働組合、独立部門連合、および関連団体の共同プラットフォームは、次期予算審議に先立ち、2月5日より全国的な抗議行動を実施するよう呼びかけている。


この抗議行動は、反労働者的な労働法の施行提案など、労働者の権利に対するインド政府の継続的な攻撃への対抗措置である。

インドの労働組合は、現政権下での経済状況の悪化と憲法および民主的権利の弱体化について、一貫して懸念を表明してきた。1月7日に発表されたプレスリリースで、組合のリーダーたちは、民営化、公共企業や公共サービスの投資撤退、旧年金制度の復活拒否など、政府の反労働者政策を非難した。

労働組合は、特に間近に迫った予算審議に強い懸念を示している。労働組合は、労働者階級を犠牲にして企業利益が優先されるのではないかと危惧しているのだ。また、2020年に制定された労働法は問題が多く、労働者の大規模な抵抗により実施が延期されてきたが、今年施行される可能性が高いと警告している。労働組合は、その施行を阻止するために闘争を強化する決意である。

共同プラットフォームは、インド全土の労働者に、新労働法規の公布など政府の不当な政策に対して断固とした抵抗を開始するよう呼びかけている。全国的な一連の抗議デモが行われ、ゼネストで最後を締めくくるが、その日程はまだ発表されていない。

インダストリオール・グローバルユニオンのアトレ・ホイエ書記長は、インドの労働組合に強い連帯を表明し、次のように述べた。

「インダストリオールは、不当な政府方針に反対する闘いにおけるインド労働組合の決意を称賛する。インド労働者の回復力と団結は、世界中の労働組合に勇気を与える。我々はインド政府に、労働者の権利を尊重し、労働組合と有意義な対話を行い、国際労働基準に沿った労働法を確保するよう強く求める」

写真:2022年のインドでの大規模抗議デモの画像

【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/indian-workers-to-stage-mass-protest-on-5-february

« 前のニュース