米ベルショウ労働者と連帯
2013-05-31
米ベルショウ労働者と連帯
2013年5月31日
米ベルショウ・アダマティック・ベーカリー・グループ労働者は、3月24日からピケラインで断固とした態度を取っている。5月10日に会社側の最終提示を全会一致で拒絶し、新たな交渉はまだ予定されていない。
インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織である全米機械工・航空宇宙労組(IAM)のベルショウ代表は、会社側の負担を月2万ドル以上軽減する医療計画を提示したが、その削減分の一部を1回限りの協約締結ボーナスではなく賃上げで労働者に還元するよう求めた。会社側は提示された医療計画を受け入れたが、従業員とのコスト削減共有は拒否した。
ワシントン州シアトルのIAM第79支部の組合員60人以上が、スト承認を全会一致で票決したあと3月24日からストを実施している。「企業欲と闘うためにこの紛争に関与している全組合員に連帯と支援を提供する」とインダストリオール・グローバルユニオンのユルキ・ライナ書記長は述べた。
第79支部の組合員は世界中で販売される高品質の製パン機械を製造している。スト中の組合員の多くが30年以上ベルショウで働いており、変わり続けるグローバルな製造環境で競争するという課題に一貫して取り組んできた。
使用者は4月30日、組合に代替労働者の雇用を通知した。5月10日、交渉単位の組合員は使用者の最新提示を拒否する。使用者が協約に加えた唯一の変更は、スト終結後も代替労働者を引き続き雇用できるようにするというもので、臨時労働者の雇用保障に関する文言が強化された。
5月10日に組合員が会社側の案を拒否してから、使用者は代替労働者を雇い続けている。今までのところ、交渉単位の組合員60人のうち39人が代替労働者で補充されている。
交渉単位の組合員60人は、使用者による代替労働者の永続的雇用を認める案は批准しないとの立場を維持している。
ベルショウ労働者に連帯メッセージを送ろう。