インドでマルチ・スズキ労働者の闘い続く
2013-07-22
インドのマネサールで投獄されているマルチ・スズキ労働者147人と連帯して、大集会が開かれている。ハリヤナ州政府は7月18日、500人の平和的なデモ参加者に対して1,000人もの警察官を配置した。
労働者はデモ終了後に穏やかな行進を計画していたが、警察によって強制的に阻止された。
この抗議行動には、主要労働組合や学生組織の代表、学者、社会運動家をはじめとする関係者が参加した。主な参加組織は、全国労働組合イニシアティブ(NTUI)、インド労働組合センター(CITU)、全インド労働組合会議(AITUC)、全インド労働組合中央評議会(AICCTU)、Jan Sangharsh Manch(JSM)、Krantikari Naujawan Sabha(KNS)、インド学生連盟(SFI)など多数に上った。
ヒーロー・モーターズ、スズキ・パワートレイン、IGL、ネロラック・ペイント、リコ・オートなどの労働者や組合指導者が積極的にデモに参加。2012年7月18日に起こった事件の公正な調査、逮捕された労働者の釈放および解雇された労働者の復職を要求しているマルチ・スズキ労組組合員の闘争との連帯を主張した。資本家および共謀する州とのこの闘いは、労働者階級の民主的権利を支持するうえで重大な転機である。
「147人の同僚がグルガオンのボンジ刑務所に、10人がカイタール刑務所に投獄されてから1年が経ち、66人の少年に保釈の認められない逮捕状が出ている」とデモ参加者のラジパール・ゴウデは言う。
この事件は経営側が組合つぶしを狙って計画した陰謀であり、アブニシュ・クマール・デブ人事担当部長の死が意図的に労働者のせいにされた、と彼は付け加えた。
インダストリオール・グローバルユニオン代表のSM・ファヒムディン・パシャ氏が、デモに参加して連帯を表明、参加者全員にマルチ労働者を支持してレイバースタートのキャンペーンに加わるよう求めた。
マルチ労働者はキャンペーンとデモを継続しており、Nayya Adhikar Manch(NAM)の旗のもと7月20日にカイタールで再び結集し、要求が満たされるまで闘い続ける。