トルコの鉄鋼労働者7,000人がスト
2013-07-22
トルコのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織、鉄鋼・金属製品労組(チェリク・イス)は先週、2大製鉄会社で組合員7,000人によるストに入った。
チェリク・イスは、トルコ最大の総合鉄鋼工場イスデミールで労働者を組織化している。6カ月以上に及ぶ労働協約交渉を経て、労働者は先週、スト実施を決定した。チェリク・イスによると、同労組は交渉全体を通じて誠意を示したが、経営側の非妥協的な行動を受けて最終的にスト決行に至った。
労働者5,300人中5,000人がストに参加しており、工場の生産活動は完全に停止。労働者の家族が工場前に集まり、支援を表明している。経営側による妨害に負けず、チェリク・イスは、スト参加者が適切な雇用保障と公正な給与を獲得するまでストを続けると言う。同時に、チェリク・イスは同じ市で2回目のストを開始し、ロシア系大手鉄鋼・金属会社MMK(マグニトゴルスク鉄鋼工場)の子会社で1,800人の組合員が参加している。
MMKの労働者は少し前にチェリク・イスに加入した。裁判所と役所の複雑な手続きにを経て、労働社会保障省はようやく団体交渉認証書を発行した。しかし、労働条件改善をめぐる団体交渉で合意に達しなかったため、チェリク・イスの組合員は7月21日にストに入った。
ユルキ・ライナ書記長は、アリ・チェンギス・グール・チェリク・イス会長宛のメッセージで次のように述べている。
「インダストリオール・グローバルユニオンは、労働・生活条件の改善を求めて闘うトルコの鉄鋼労働者7,000人のストに敬意を表し、すべての加盟組織(特に鉄鋼部門)に皆さんとの連帯を表明するよう促しています」。
チェリク・イス(celik@celik-is.org)に支援を表明して連帯メッセージを送るとともに、インダストリオール・グローバルユニオン(press-news@industriall-union.org)に写しを送付のこと。