インダストリオール、インド・プネーでオートバイ労働者のストを支援
2013-07-18
インドのプネーのチャカンにあるバジャジ・オート工場の労働者は現在、新しい労働協約で適正な雇用条件を求めるストの4週目に入っている。契約労働者・臨時労働者・訓練工600人を含む1,500人の従業員が、インダストリオール・グローバルユニオンの全面的な支援を受けている。
インダストリオール加盟組織のVishwa Kalyan Kamgar Sangathan(VKKS)は、プネー郊外アクルディのバジャジ・オート事務所前でスト参加者800人による抗議行動を組織している。
VKKSはバジャジ・オートの公認労働組合交渉パートナーとして2010年5月21日に9カ年の賃金協約を締結し、3年ごとの定期的な賃金の見直しと改定に合意した。バジャジ経営陣は、現行賃金協約の見直しとVKKSが提出した要求をめぐる協議を拒否した。
このストで生産台数が少なくとも2万5,000台減少した。経営陣はアウランガバードの姉妹工場に生産を移転し始めており、スト違法宣言を求めて労働裁判所に訴えた。
7月14日正午にプネーのカンドバ寺院ホールでバジャジ・オートの労働者と家族の大集会が開かれた。労働者の家族が大勢参加し、スト支持を表明。この集会では女性たちが演説し、連帯と支援を明確に打ち出した。特にインダストリオール加盟組織VKKSのパワール会長、スドハシャン・ラオ・インダストリオール地域書記も演説した。
ラオ・インダストリオール地域書記は、バジャジ経営陣の労使関係を批判するとともに、現行賃金協約に沿った賃上げと利益分配に関する誠実な交渉により、速やかに争議を解決するよう要求した。
パワール会長は、工場の財務業績が絶好調であることを踏まえて、労働者の公正な給与を要求している。
労働省は、組合の苦情を受けて工場の作業場を検査し、訓練工と新入社員がストに参加している正規労働者の仕事を遂行していることを確認した。スト実施中に正規労働者の代替労働者を雇うことは不当労働行為である。したがって労働省は、経営陣が不当労働行為を犯していると判断し、理由開示通知を発行した。