スワジランドの組合が統合して団結を強化
2013-09-16
アフリカ南部に位置するスワジランドの10組合が統合に成功し、スワジランド合同労組(ATUSWA)を結成した。この統合により、製造業部門で労働者の団結が強化された。
インダストリオール加盟組合のスワジランド合同労組(SATU)、スワジランド製造・関連労組(SMAWU)、スワジランド加工・精錬・関連労組(SPRAWU)が統合し、新組合ATUSWAを結成した。この統合プロセスは南アフリカ全国金属労組(NUMSA)とインダストリオール・グローバルユニオンの支援を受けた。ATUSWAは、繊維、衣類、金属、エンジニアリング、鉱業・採石、小売、接客および配膳部門の労働者を代表することになる。
これにより、統合プロセスを通して加盟組織を28団体から3団体に削減するという新連合団体スワジランド労働組合会議(TUCOSWA)の決議が前進した。結成大会は労働者支配と説明責任を重要な要素とする進歩的な規約を採択した。代議員はATUSWAに対し、職場で重要な要求を推進するとともに、政府も含めた国内の利害関係者を最低賃金と人材斡旋会社の利用禁止の確立に関与させるよう指示した。
この結成大会は、スワジランドの民主主義を求める年次グローバル・アクション・ウィークと同時に開催された。労働者の経験を聞くために国際労働組合総連合(ITUC)が計画した行事など、予定の行動が政府によって弾圧され、まったく実施できなかったことから、スワジランドにおける労働者の団結と継続的な連帯支援の必要性が浮き彫りになった。
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