アップルと同社サプライヤーで変革の約束がすべて反故に
2013-09-06
アップルはサプライチェーンにおける労働権の侵害をなくすという約束を果たしていない。今年7月までに実施されていたはずの変革は残念ながら未達成である。
アップルと同社サプライヤーは、公正労働協会(FLA)の支援を受けて労働者虐待をやめると今年初めに誓約し、メディアで広く取り上げられた。期限は2013年7月に設定されたが、結局、空約束に終わった。
職場における真の労働代表の確立をはじめとする改革が実施されていないだけでなく、虐待も続いている。例えば、不法な超過労働の問題への取り組みが見られず、アップルに部品を供給する中国工場の労働者は今も残業している。
インダストリオール・グローバルユニオンは改革の未実施を厳しく非難している。
「アップルは、労働者の真の声を実際に伝えるのは誰なのかを認識すべきだ。アップルのサプライヤーにおける労働者虐待を是正する効果的な解決策を見つけるには、民主的に選出された労働者代表と直接対話・議論するしかないだろう」
破られた約束の詳細については経済政策研究所の下記サイトを参照:
http://www.epi.org/blog/broken-promises-continuing-worker-abuses/