エンジニアとIT労働者がIGメタルで会合
2013-10-04
IGメタルは9月24~26日にベルリンで第5回エンジニア・IT会議を開催し、約300人が出席した。会議のテーマは「協力」である。
ベオトルト・フーバー・インダストリオール/IGメタル会長は「協力は競争に勝る」と題するスピーチで演説した。焦点の1つは知識とノウハウと創造力の重要性であり、これらはすべて企業の繁栄に必要な財産だ。特にドイツ企業では、エンジニアと開発者の仕事が経済的成功の基礎を築いている。持続可能な進歩の決め手となるのは機械やプログラムではなく、労働者の知識とノウハウである。
産業界と学界による提案の中で、明確なメッセージが送られた――未来は品質・革新への投資と先を見越した開発にかかっている。協力に基づく新しい企業文化、魅力的な労働環境、正規雇用を確立しなければならない。中核業務は企業に残さなければならない。産業にとって重要なのは、よりよく生産することであって、より安く生産することではない。
会議で使われたその他の用語は「アマゾン化」、「ゲーミフィケーション」、「クラウドワーキング」、「クラウドソーシング」で、どれも労働組合にとって新しいテーマだった。モバイルワーキング、ワーク・ライフ・バランス、オープンスペースは、すべてIGメタルが業界と合意している分野である。
過去1年間だけで、1万7,000人のホワイトカラー労働者がIGメタルに加入した。この人数は新規組合員全体の26%に相当する。手作業から頭脳労働へと仕事が根本的に変化しているにもかかわらず、IGメタルは今も労働者の組織化に成功しており、エンジニアを加入させ続けている。