広報ニュース

第24号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2014年4月~5月)

インダストリオール・グローバルユニオン・ファミリーが4地域で地域大会を開催

2014-05-28

 インダストリオール・グローバルユニオンの4つの地域で地域大会を開催

”協力と連帯を強化して

安全で健康的な職場で質の良い雇用に就ける世界を求めて闘うこと、

それが私たちの歴史的使命だ”

ユルキ書記長がコメント発表

 インダストリオール・グローバルユニオンの4つの地域大会で、私が望んでいたことが確認された。新しいファミリーが結集し、至るところで労働者の権利と生活賃金を求めて闘うことを誓約しているのである。

 20126月にデンマークのコペンハーゲンでインダストリオール・グローバルユニオン結成大会が開催されてから、ほぼ2年が経過した。2年後の201610月には全世界のファミリーが集まって第2回世界大会を開催し、グローバルな連帯の新時代をどこまで進めることができたかを評価する。

 インダストリオールの5つの戦略目標の促進方法を定めた今年の4大地域大会では、あらゆる産業部門の組合指導者が、一致協力して組合の力を強化する活力と意欲を示してくれたことをうれしく思う。

 中東・北部アフリカ(MENA)は、3月にヨルダンのアンマンで地域大会を開いた。この地域ではいくつかの国々で革命や戦争が起こり、組合内部で大きな混乱が見られる。独裁や弾圧を脱して民主主義と人民の力に向かう道のりは楽ではない。多くの仕事が待ち受けている。

 だが私は、MENAの組合指導者が生活改善を求めて闘う決議を示したことに満足している。イラク、エジプト、チュニジア、モロッコなどで独立組合が力をつけている。チュニジアは依然、組合がUGTTの主導で、新しい民主的社会の構築にあたって重要な役割を果たせることを示す好例である。

 ラテンアメリカ・カリブ海も5月前半にコロンビアのボゴタで地域大会を開催し、併せて女性会議と若年者ワークショップも開いた。活力にあふれ、労働者の力と積極性がみなぎっていた――やればできる、もう1つの世界は可能だ!

 これらの地域大会では、女性と若者の活動の場を広げることに合意した。このような特徴を私はインダストリオールに持たせたいと念願してきた。国際指導部と執行委員会における最低40%の女性代表が全会一致で支持されたことは、その道筋を示している。組合は、男女同数の新世代の指導者を育成する必要がある。

 2014年5月中旬にタイのバンコクで開催されたアジア太平洋地域大会においても、同様に精力的な議論が行われた。この地域でも組合が成長しており、生活賃金と普遍的な社会的権利を求め、不安定雇用に反対して結集している。この大会においても最低40%の女性代表の参画を支持した。

 ベルギー・ブリュッセルでの欧州地域大会では、労働者の権利に対する攻撃が悪化しているCIS諸国で、組合の近代化に向けての努力を継続することの必要性が強調された。

 アフリカと北米の2地域大会も今年2014年後半に開かれる。

 すでに見られるように、インダストリオール・グローバルユニオン・ファミリーは団結している。製造業、エネルギー産業、鉱業のどの産業部門で働いているにせよ、新しいグローバルな力でITUCや他のグローバル・ユニオンと協力すれば世界を変えられることを、私たちは認識している。

 私たちは協力・連帯することによって、すべての労働者が自由に労働組合に加入し、労働協約の保護を受け、安全で健康的な職場で質の良い雇用に就ける世界を求めて闘っている。それは私たちの歴史的使命だ。

 

書記長

ユルキ・ライナ

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