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第29号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2014年9月17~29日)

工場閉鎖で大量失業の危機

2014-09-17

  韓国系多国籍企業の斗山がベルギーの工場を閉鎖すれば、400人の労働者が職を失うことになる。

  全世界で3万人の従業員を雇用する多国籍企業の斗山は、多岐にわたる産業で活動しており、ベルギーのモンス近郊で建設機器を製造している。同社はこのほど、受注が堅調であるにもかかわらずベルギー工場の閉鎖計画を発表した。

  インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織は、同工場で労働者を組織化している。ここでもソーシャル・ダンピングの例が見られ、低賃金諸国への生産移転がヨーロッパの雇用喪失をもたらしている。

  労働組合は地元の政治家の支援を受けて、斗山経営陣との協議に入った。

 マティアス・ハートウィッチ・インダストリオール機械エンジニアリング・素材産業担当部長は、今回の決定を厳しく非難する。

 「このようなえり好みを受け入れることはできない。それに、多国籍企業には単なる株主価値にとどまらない社会的責任がある」

 

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