労働組合が不安定労働撤廃を求めて行動
2012-09-20
全世界の組合が不安定労働を撤廃するために結集している。インドネシア、モーリシャス、ハンガリー、スロバキア共和国、ドイツ、タイ、フィリピン、コロンビア、南アフリカなど、多くの国々の労働組合からインダストリオール・グローバルユニオンに、この流れに対抗して組合員を動員するためにどのような計画を立てているかについて報告が入っている。
インドネシアのインダストリオール加盟組織は総連合3団体KSPI、KSBSIおよびKSPSIとともに、9月25日から10月15日にかけて、10月3日の大集会をはじめ、外部委託に反対する大規模な全国ストと低賃金反対闘争を実施する。
モーリシャスでは、2009年2月に2本の新しい労働法が公布されてから、民間部門労働者の既得権が危機にさらされている。CMCTEUは10月7日(日)、上部団体のCTSPとともに集団デモを実施する予定で、労働者とその家族に参加を呼びかけている。
ドイツでは、IGBCEが10月7日にベルリンで開催される1日間の会議で、総連合DGBが計画している行動に加わり、不安定労働との闘いや労働組合権の侵害をはじめとする諸問題に対する認識を高める。
南アフリカ、コロンビア、タイ、フィリピンでは、他の活動と併せてさらに多くの行動が計画されており、これらについてはインダストリオール・ウェブサイトで報告する予定だ。スロバキアとハンガリーの組合は、10月7日前後にハンガリーの国境付近で不安定労働の問題に関する合同会合を開く計画を立てている。
労働者と所属組合が不安定労働とのグローバルな闘いを支援するために10月7日前後に起こせる行動の形式に、制限はない。抗議デモ、セミナー、組合員の会合、記者会見、公開の会合、集会、職場行動、手紙書きキャンペーン、政府への代表団派遣といった行動を実施できるだろう。
press@industriall-union.orgにメールを送るか、不安定労働撤廃運動のウェブページを通して、インダストリオールと行動を共有してほしい。ツイッターでインダストリオールをフォローし、#STOPprecariousworkハッシュタグを使ってツイートしてくれれば、インダストリオールは皆さんの行動や写真をリツイートする。ここで各国語のポスターやリーフレットを入手できる。