イランの労働者、基本的権利を求める闘いを継続
2015-02-05
ここ数カ月間、イランの労働者は主要なストや争議行為を何度か実施した。イランの独立労働組合は、鉱業、自動車、輸送その他の産業部門など、いくつかの部門で労働者の闘いを強力に支援している。
鉱山労働者:今年1月、150人の炭鉱労働者が会社側による鉱山閉鎖計画に抗議してストに入った。サングルース炭鉱の労働者も、8カ月以上にわたって遅配となっている賃金の支払いを求めており、安全衛生問題に関しても経営側に問題を提起している。
バス運転手:1月6日、テヘラン・バス輸送労組(VAHED)のバス運転手たちが、労働者が不当解雇されたことと、会社側が約束の労働者住宅資金を公正に支給していないことに抗議した。
教員:イラン教員労組(ITTA)の組合員は、今学年に入って3カ月目の今、50万人近い教員の「超過労働手当」3カ月分の遅配に抗議している。
金属労働者:イランでは生活費が上昇し続けているが、その一方で賃金は非常に低いままである。2015年1月7日、イラン・ホドロ・インダストリアル・グループIKCO(自動車組立工場)で、労働者が低賃金の増額を求めてハンストを始めた。このストは工場のすべての部署に広がった。
基本的な人権・労働組合権がほとんど尊重されていないイランは、相変わらずインダストリオール・グローバルユニオンの重点国である。「これらの行動は本当に勇気と刺激を与える」とケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は言う。「イランの同志に対する連帯と支援を続けている」
その一方で、イラン金属・機械労組(UMMI)は非常に困難な状況下で労働組合権を擁護・促進し続けている。同労組は新しいウェブサイトによって、イランならびに世界中の労働者や労働組合員、労働運動の同志たちとのコミュニケーションを強化したいと考えている。
「このウェブサイトはペルシア語と英語の2カ国語で作成され、イランの独立労働組合の資料や声明の英語版を掲載している。
「この新しいウェブサイトは、労働運動の団結を目指す労働者の努力の成果であり、すべてのイランの労働組合のものだ」とUMMIは言う。
UMMIウェブサイト:http://sfelezkar.com
UMMIブログ:http://felezkar.com
UMMIフェイスブック:www.facebook.com/metalworkers