MENAの組合、自動車・自動車部品部門で協力関係を構築
2015-04-30
ベイルートでMENA会議が開催され、自動車・自動車部品部門のインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織は、4月21日の会合で協力関係を強化した。
さまざまな主要自動車メーカー(ルノーやPSAなど)とサプライヤー(レオニなど)で労働者を代表するMENAの組合が、ドイツ、スペイン、フランスの同僚と労働条件や組合行動について議論した。
MENA地域に特に焦点を絞った世界の自動車産業の状況に関するインダストリオールのプレゼンテーションが、この会合で議論の基礎となった。参加者は、この部門におけるインダストリオールの活動と、組合組織化努力の支援や組合の強化における企業別ネットワークの重要性について学んだ。
ヨーロッパの組合代表が、自動車・自動車部品産業に重点を置いて、組合機構と組織化の努力について説明した。
特にサプライチェーンにおいて、すでにドイツの組合IGメタルおよびルノー関連労組と接触している。PSAとの関係を深めるための討議も交わされた。
参加者は、地域の自動車・自動車部品産業労組の課題に取り組み、関連企業でさまざまな組合の協力を改善するために、フォローアップ会合の開催を決定した。工場レベルの組合構築が計画された活動の焦点になる。この活動には能力強化、一層の組織化努力、さまざまなレベルのネットワーク構築が含まれる。
「この初めてのMENA地域会合は、インダストリオールにとって非常に重要なスタートだ」とヘルムート・レンゼ自動車・ゴム部門担当部長は述べた。「MENAは自動車メーカーにとってますます重要性が高まっているので、組合員数の増加に向けて工場を組織化するために、すべての必要な取り組みを開始しなければならない」
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