『グローバル・ワーカー』最新号発行
2015-05-19
インダストリオールの『グローバル・ワーカー』第5号が装い新たに発行された。最新号では、労働者の視点から多岐にわたる主題を取り上げ、新しい一連の特集やインタビュー、プロフィールを掲載している。
トルコの鉱業に関する特集は、炭鉱労働者301人が死亡した2014年5月のソマ産業殺人を受けて、民営化が悲惨な結果をもたらしている実態を明らかにしている。
掘り下げた綿密なレポートでは、インダストリオールの最大部門の1つである電子産業に焦点を当て、この活況に沸く部門で組合がどのように組織化し、不安定雇用と闘っているかを検証している。
もう1つの『グローバル・ワーカー』スペシャル・レポートは、生活賃金を求める闘いや不平等との闘いに不可欠な手段としての産業別交渉に目を向けている。
「世界の富が少数者に集中しているが、企業や右寄りの政治家、国際金融機関による団体交渉攻撃も一因で不平等が拡大している。企業別協約は、より少数の労働者により不十分な保護しか提供していない」とユルキ・ライナ・インダストリオール書記長は述べている。
『グローバル・ワーカー』本号は、ハンガリー化学・エネルギー・一般労連(VDSZ)のプロフィールや、ナイジェリアでインフォーマル労働者の組織化に成功を収めているナイジェリア全国繊維・衣料・裁縫労組(NUTGTW)の指導者イッサ・アレムへのインタビューも掲載している。
インダストリオールは2015年1月、ミャンマーの2組合を新規加盟組織として迎えた。2012年から労働組合が合法化されたばかりの国にあって、レポートでは、労働者を組織化して不安定雇用と闘うために、組合がどのように努力しているかを調べている。
チリのナショナルセンターCUTのバーバラ・フィゲロア会長へのインタビューもご覧いただきたい。
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