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第37号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年6月4~15日)

ボルボ・ブラジルの労働者、ストで勝利

2015-06-04

 

ボルボ・ブラジルの2週間にわたるストを勝利で終える

ボルボ・ブラジルの労働者は同社の歴史で最も長いストを終了した。6月1日、賃金と雇用保障について最終的に合意に達し、労働者を解雇するという会社側の脅しに対抗して指示された24日間のストが終わった。

 全国金属総連合(CNTM)を通してインダストリオール・グローバルユニオンに加盟しているクリティバ金属労組(SMC)の組合員は5月8日、労働者を解雇するというボルボ・ブラジル経営陣の威嚇に対応してストを票決。このストは協約締結後の6月1日に終わった。

  ボルボのクリティバ工場は約3,500人を雇用している。5月7日、同社は労働省と合意に達し、解雇に代わる方法の模索に向けて組合と協議するために、15日間の交渉期間を設定した。しかし同じ日に、同社は労働者に対し、600人を解雇すると通知し始めた。

 そこで同労組はストを指示した。セルジオ・バトカ会長は初めから、ボルボが雇用を保障するための選択肢について議論する用意があると述べていた。

 交渉の結果、労働者に有利な合意を確保

  ボルボは5月12日、会社の利益分配制で今年予定されている支払いを50%減額する案について無記名投票を実施し、賃金協約に定める権利の柔軟化も提案した。しかし、従業員の77%がこの案に反対し、賛成は23%だった。

  同社からその後反応がなかったため、労働者は会社側が交渉の用意をするまでスト継続を決定した。最終的に6月1日、ボルボは交渉の場で組合と話し合うことに同意し、利益分配に関する別の案を提示。生産レベルに応じて、第1回の支給額を5,000~8,000レアル増額し、3万レアルの上限を設定することを提案した。最終的に、同社は希望退職計画の可能性をめぐって交渉し、余剰人員解雇を受け入れた従業員は賃金その他の権利を与えられることになった。

  フェルナンド・ロペス・インダストリオール・グローバルユニオン書記次長は、「この勝利は、労働者が組合を支持しなければならないことを示している。団結を保てば勝利を収めることができる」と述べた。

 インダストリオール・グローバルユニオンは、ボルボ労使との交渉・合意と、会社側が従業員の苦情に耳を傾け、団体交渉の受け入れに同意する旨決定したことを歓迎している。

 

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