職場における女性に対する暴力の根絶に向けて変革を推進
2024-11-25
女性に対する暴力撤廃の国際デーの今日、インダストリオール・グローバルユニオンは1年間の進展を振り返り、職場でジェンダーに基づく暴力とハラスメント(GBVH)を根絶することを改めて確約する。
インダストリオールは2023年11月に採択されたGBVH、女性蔑視および性差別に対する#NoExcuse方針の1年目を継続中であるため、今年は特に重要である。この方針は、2024年3月8日の国際女性デーに開始された幅広い#NoExcuseキャンペーンの主要な要素であり、職場と組合におけるあらゆる形態の暴力のゼロ容認に向けた文化的変革の推進を目指している。
#NoExcuse方針(方針データは原文ページからダウンロード可能です)
この方針には、職場の安全向上、報告メカニズムの改善、被害者支援のための手順を概説する一連の包括的な勧告が盛り込まれている。入手・配布しやすくするために、これらの勧告を要約したポスターを作成し、組合や職場で利用できる簡潔な視覚的資料を提供している。
(ポスターデータは原文ページからダウンロード可能です)
これらの取り組みの緊急性は、国際連合発表の憂慮すべき統計値によって浮き彫りになっている――全世界で、10分間に1人の女性がパートナーや家族によって故意に殺害されているのである。さらに、デジタルプラットフォームの台頭が新たな課題をもたらしており、世界の女性の16〜58%が、テクノロジーによって助長されるジェンダーに基づく暴力を経験している。若い女性、特にZ世代とミレニアル世代の女性が偏って影響を受けている。
これらの課題に対応して、インダストリオールは加盟組織に、GBVHと効果的に闘うために必要な手段を与えている。2017年以降、いくつかのキャンペーンが開始されており、次のような資源を利用することができる。
- GBVH防止と事例の取り扱いに関するすぐに使える訓練モジュール
- 仕事の世界における暴力とハラスメントの撤廃に関するILO第190号条約の実施を支援するグローバル・ユニオン合同トレーナー訓練ツールキット
- ドメスティック・バイオレンスと組合の役割に関する説明!
- 誓約:
(データは原文ページからダウンロード可能です)
インダストリオールは、加盟組織に16日間の活動への関与を呼びかけている。組合員に対し、ハッシュタグ#NoExcuseを用いて組合の行動の情報や写真を共有したり、インダストリオールのウェブサイトやソーシャルメディアチャンネルにアクセスし、文化的変革の推進に関する継続的な最新情報や勧告を入手したりするよう奨励している。
「過去1年間の集団的努力は、より安全でより公平な職場の確固たる基礎を築いた。この勢いを推し進め、私たちの職場がすべての女性の尊重、尊厳および安全を促進するだけでなく、要求するようにしよう。私たちは力を合わせて、次世代の共感を呼ぶ変革の遺産を構築している」とクリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は言う。
インダストリオールは、制度的な女性蔑視や性差別のない環境作り、信頼と安全が何よりも重要な環境作りに専念しており、包括的な訓練、認識向上、それにセクシャルハラスメントの撤廃を明確に目指す労働協約の取り決めを支持し続けている。
家庭であれ、公共の場であれ、職場であれ、女性が暴力とハラスメントに耐える必要がない世界へ向けた、この極めて重要な運動に加わってほしい。
【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/driving-change-to-end-workplace-violence-against-women