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第183号インダストリオール・ウェブサイトニュース

VW労働者、工場閉鎖めぐりスト決行を表明

2024-11-01


10月30日、フォルクスワーゲン労働者は大胆な警告を発した――会社側がリストラ計画で工場閉鎖の可能性を除外しない限り、ストを決行する。同社とインダストリオール加盟組織IGメタルは、賃金と工場閉鎖の可能性をめぐって激しい紛争を続けている。


前回の交渉で、VWは有害な削減計画のリストを発表した。交渉が続く中で、労使双方は技術委員会を設置し、11月21日の次の交渉に向けて賃金、訓練および臨時雇用を分析している。

IGメタルは、VW経営陣が無謀な決定を下し、雇用保障に関する長期協定を解体すると脅していることを非難した。ドイツの3工場を閉鎖するというVWの計画は、同社の87年の歴史で先例のない措置であり、これが紛争の中心となっている。

さらに、この自動車メーカーは大量レイオフ、残った従業員の10%の賃金カット、167ユーロ(181米ドル)の月次ボーナスの廃止、1400カ所ある研修場所の600カ所への削減、永年勤続労働者の特別手当の保留を提案している。

「フォルクスワーゲンは雇用保障協定の終了によってパンドラの箱を開けた。信頼回復は会社側次第だ」とIGメタル交渉担当者のトルステン・グレーガーは述べた。

ゲオルク・ロイテルト・インダストリオール自動車部門担当部長は次のように述べた。

「私たちはVW労働者と連帯する。同社は、会社の利益を伸ばしている労働者を保護するために誠意を持って交渉しなければならない」

VWはドイツで12万人を雇用し、10工場を稼働させている。休戦が原因で組合側は12月まで大規模なストを開始することができないが、労働組合幹部は、信頼と伝統の破壊とみなされる事態を防止するために、労働者がすべての必要な行動を取ることを明確にした。

写真:シャッターストック

【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/vw-workers-threaten-strikes-over-plant-closures

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