キャタピラー・メキシコ労働者の公正な協約を求めるストが1周年
2024-10-10
全国産業・サービス労働者独立組合(SNITIS)は、メキシコ・ヌエボラレドのキャタピラーで1年間ストを実施しており、公正な労働協約を獲得しようと努めている。
20/32運動としても知られているSNITIS労働者は、メキシコの法律に定める集団調停プロセスを使い尽くしても労働者の要求を満たす合意に達しなかったため、昨年9月22日にストを決行した。
1年後の今、労働者の幅広い要求の解決策を見つけるためにキャタピラーと有意義な交渉が行われていないため、SNITISは依然ストライキ中である。労働者は、組合指導者のビクトル・マヌエル・バーガラが不当に解雇されたあと、キャタピラーに組合権の尊重を要求するためにストを開始した――バーガラはその後、世論の圧力のおかげで復職した。
同労組によれば、キャタピラーはストをつぶそうとしており、組合員を差別している。同社は国際労働基準とメキシコ労働法に違反して、組合労働者に対して威嚇や報復、排除のような戦術を利用している、とSNITISは言う。組合によると、これらの戦術の狙いは労働者の集団的な力を弱め、団結権・団体交渉権を損なうことである。
労働者の要求は以下のとおり。
- メキシコのキャタピラー経営陣とSNITISの建設的対話によって、労働者の要求が満たされるようにすること。
- 反組合的慣行を直ちに中止すること。
キャタピラーは2023年に全世界で90億米ドルを超える利益を計上したので、労働者は、賃上げは合理的かつ正当な要求であり、会社にとって対応可能な要求だと感じている。
パトリック・コレア・インダストリオール機械エンジニアリング担当部長は言う。
「インダストリオールとキャタピラー・グローバル組合ネットワークは、公正を求める闘いにおいてこれらの労働者を支援するために全力を尽くしている。キャタピラーに対し、この問題を速やかに解決するために必要な措置を講じるよう強く促す。この紛争の解決策が見つかるように、私たちは、公正と労働者の権利尊重の原則に従って建設的対話を受け入れる」
「すべての国際労働組合組織にも、引き続き積極的に活動し、メキシコにとどまらない社会的公正を求める労働者の闘いを支援するよう呼びかけている。彼らは権利を求めて闘っている世界中の労働者の模範だ」