フォルクスワーゲン労働者、ブラジル・タウバテ工場で余剰人員解雇に反対して無期限ストを宣言
2015-08-24
フォルクスワーゲンは8月17日、ブラジル・タウバテの同社工場で労働者100人を解雇すると発表した。これを受けて労働者は無期限ストを宣言した。インダストリオール・グローバルユニオンは労働者に支援・連帯を提供するとともに、会社側に対し、無用の争議を避けるために交渉するよう要求している。
フォルクスワーゲン経営陣は、タウバテ金属労組と合意に達することに失敗すると、同労組と他の選択肢を協議するという案を否決し、無責任にも工場労働者100人の解雇を発表した。
同社が解雇を発表したその日のうちに、5,500人の労働者が同僚の復職要求を支持して無期限ストに入ることを票決した。8月19日に工場で大集会が開かれ、労働者への支援・連帯を表明した。この集会には、インダストリオール・グローバルユニオン傘下の全米自動車労組(UAW)と、CUT、「労働組合の力」およびUGTに加盟するサンカルロス、アンシエッタ、クリティバ、レゼンデの組合から代表が出席した。
労働司法制度の仲介で交渉が続いており、8月25日に調停公聴会が予定されている。
ホルヘ・アルメイダ・インダストリオール地域事務所所長は、連帯の書簡を送ってフォルクスワーゲン労働者への支援を表明し、次のように述べた。
「インダストリオール・グローバルユニオンは、労使の合意を取り決めるのではなく労働者100人の解雇を無責任に発表した、フォルクスワーゲン・ブラジルの行動を強く非難します。私たちはフォルクスワーゲン・ブラジルに対し、無用の争議を避けるために交渉することを再検討し、あらゆる手段を尽くすよう要求しています。インダストリオールは事態の展開を見守っており、連帯が必要になったらいつでも提供する用意があります」