広報ニュース

第46号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年1月)

英政府が船舶解撤条約を支持

2016-01-20

インダストリオールは船舶解撤浄化キャンペーンの一環としてバングラデシュの船舶解撤場を訪問

インダストリオールは船舶解撤浄化キャンペーンの一環としてバングラデシュの船舶解撤場を訪問

 英国政府は、船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約を批准する意向を表明した。
 パトリック・マクローリン英運輸相は、イギリスのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織ユナイトへの書簡で、「EU規則の条項が完全に実施されたら、香港国際条約の批准に焦点が移ります。同条約の批准により、必要な国内法がすべて導入されることになるでしょう」と述べた。
 この書簡は、イアン・ウォッデル・ユナイト造船担当全国役員がデービッド・キャメロン首相に書簡を送り、イギリス政府による早急の条約批准を求めたことに対する回答である。
 松崎寛インダストリオール造船・船舶解撤担当部長は、今回の英政府の対応について、「香港条約を支持する英政府の意向を歓迎し、政府が批准プロセスを加速させることを期待している。この条約は、世界の商船の総トン数の40%を占める15カ国以上が批准するまで効力を生じない。イギリスは世界有数の船舶所有国なので、このプロセスにおいて重要な役割を果たす可能性がある」とコメントした。
 インダストリオールは、世界で最も危険な仕事の1つとみなされる船舶解撤の浄化キャンペーンを主導している。

 英政府の回答を読むには下記参照:
http://admin.industriall-union.org/sites/default/files/uploads/documents/Campaigns/Hong_Kong_Convention/let_from_rt_hon_mcloughlin_11.01.16.pdf

« 前のニュース  次のニュース »